体験×コミュニケーション
縦横に紡がれる仲間との思い出

他者と協働しコミュニケーション力を磨いてほしいという想いから、運動会、学院祭や総合学習の時間は学年やコースを混合したチーム編成で実施される。在校生のSさんは「先輩や後輩と交流できるのが新鮮です。お互いにいろんな話ができるし、視野も広がります」と話す。

同校の総合学習は非常にユニークで、「体験」と「コミュニケーション」を軸にしたプログラムが展開されている。その一つが園芸プロジェクト「仁川の森」。学内の畑で野菜を栽培し、収穫までのプロセスを体験する取り組みだ。1学期は実際に野菜を育てながら自然や命の尊さについて学び、2学期は収穫された野菜が農家からスーパーなどに卸される仕組みなど、流通ルートについて考える。3学期にはさらに視野を広げ、農業や経営、社会課題と向き合っていく。このように段階を踏まえながら教科横断的に学びを深めることができる。「学年を混合しているので、上級生は下級生に栽培方法を教えたり、下級生は先輩の姿を見て学んだりしています。学習面以外での人間的成長が多く見られるのが、このプロジェクトの何よりの成果です」と長町教頭。

本物に触れながら成長できる園芸プロジェクト
本物に触れながら成長できる園芸プロジェクト

在校生から共通して声が上がるのが「アットホームで先生に質問がしやすい」という点。テスト期間中以外は職員室の扉を開放し、目の前が広々としたラウンジとなっている。教員が生徒の表情を観察し見守りやすいといったメリットもある。そのため担任や担当教科外の先生と生徒が関わり合うことも多く、日常面からきめ細やかに生徒の成長を支えている学校だ。

設立1956年
併設校仁川学院高等学校、仁川学院小学校、仁川学院マリアの園幼稚園
生徒数69人(1年生)
クラス編成35人
男女比男55% 女45%
授業時間8:30~15:30 ※土曜~11:35(アカデミアコースのみ)
海外交流校
帰国生特別入試
交通甲東園駅(阪急今津線)、仁川駅(阪急今津線)徒歩6分
大学合格実績
(過去3年間)
京都、大阪、神戸、北海道、九州、大阪公立、兵庫県立、千葉、岡山、
新潟、三重、同志社、立命館、関西、関西学院、早稲田、慶應義塾、
上智、東京理科、明治、中央 など
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