キリストの精神性とあたたかな雰囲気
しっかり学べる静かな環境

建学の精神「和と善」は、人となごみ人間関係を尊ぶという意味の「和」と、神から贈られた「善」を多くの人々と分かち合う心に、生きる喜びを見出すことを指す。人間愛に満ちた希望と喜びに包まれた人生を過ごすための心の持ちようを表現している。日々の朝礼や行事等で使用される講堂には、象徴でもあるコルベ神父の像やキリスト像のほか、荘厳な音を奏でるパイプオルガンを設置。アゴラ(広場)や小聖堂も含めた校舎全体からその精神性と落ち着いた雰囲気を感じ取ることができる。「キャンパス内には、落ち着いて学校生活を送る生徒たちの姿があります」と長町教頭。在校生のIさんも「校舎の綺麗さや雰囲気に惹かれて志望しました。入学後、お気に入りのスポットを見つけて、よく休憩時間を友達と過ごしています」と話してくれた。学校全体で生徒たちを包み込み、安心して過ごせる環境が整っている。

可能性が広がる探究授業
学習支援体制も充実化

中学3年間は『アカデミア(Academia)コース』と『カルティベーション(Cultivation)コース』の2コース制。『アカデミアコース』の特徴は学問的な探究をベースに思考力育成に重点を置いたプログラム構成だ。毎週のように探究授業があり、探究の流れや物事の考え方、表現方法などを学ぶ。中3では集大成として自由課題に取り組み、高校への発展的な課題研究へとつなげていく。『カルティベーションコース』は基礎力の養成に力を入れているが、座学の学びはもちろん"協働的な学び"にもフォーカス。課題を仲間同士で共有し、力を合わせて取り組む。教え合うことで理解が深まると同時に、コミュニケーション力や自己表現力が伸びていくという。「先生方の話が面白くて、授業がとても楽しいです。アクティブラーニングの機会も多く、楽しみながら学んでいます」と在校生のDさん。

対話を重視したきめ細かな授業展開
対話を重視したきめ細かな授業展開

両コース共に、学習面でのフォローアップが充実している。週に3日、放課後学習として「ラーニングスペース」を開放。教科担当だけでなく、現役大学生によるメンター制度を設けており、きめ細かな指導を可能にしている。苦手やつまずきの早期解決を図っている。

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