神戸海星女子学院中学校 Kobe Kaisei Joshigakuin

一貫校の特性を活かしたキャリア教育
憧れの先輩がロールモデルになる

進路において、あらゆる選択肢を持てるよう「キャリア教育」にも注力している。まずは中３で実施する企業訪問。企業を取り巻く環境を知ることで、社会との接点を増やしていく試みだ。訪問後はそこで感じたこと、調べたことを社員の方々の前で発表する。調べ、考え、発表するという一連の流れで、課題解決力、表現力も鍛えられる。

次に、大学教授を招いた出張講義や模擬授業の体験。大学を身近に感じることで、具体的な進路選択に結び付く。

最後に、社会の第一線で活躍するＯＧとの交流会。成功談やエピソード、学校での過ごし方、受験勉強の向き合い方など、様々な話を聞く機会を設けている。リアルなロールモデルに触れることで、自分自身の将来像を思い描くことができるという。

他に、中１から取り組む学習計画表をキャリア教育に役立てている。学期ごとに振り返りながら、勉強に加えて、部活動やその他の取り組みで頑張ったこともファイルにまとめていく。「卒業するころには立派なポートフォリオが出来上がります。悩んだり、迷ったりしたときに立ち止まってこのファイルを見れば、きっと力になります」と秋山教諭は話す。それぞれの中高６年間の歴史は、学校推薦型入試や総合型選抜入試等でも力となるだろう。

多彩な仕掛けで知的好奇心を刺激。進路選択の可能性がどんどん広がっていく。