甲南中学校 Konan

ジェネリックスキルに着眼した学び
『メインストリーム・コース』

＂教室から社会・世界へ＂をテーマとした『アドバンスト・コース』は、来年度より『メインストリーム・コース』に名称を変更。学びの内容をアップグレードする。併設の「甲南大学」との連携を深め、中高６年間に加えて大学４年間、計10年間を通した教育を展開。具体的には、高校１・２年次に同大学の模擬講座を受講できる「KONAN　DAY」の実施。高３になると経済学や法学部など、一層踏み込んだ内容の出張講義を受講する。早い段階から大学を意識することで、興味・関心の領域を広げ、大学での深い学びにつながる。

重要視しているのが、社会で必要とされる基礎力を意味する「ジェネリックスキル」を身に付けさせること。このスキルを、実践的に問題を解決に導く力や知恵を意味する「リテラシー」と周囲と良い関係を築く力を指す「コンピテンシー」の２点から引き伸ばす様々な学習プログラムを用意している。「甲南大学ではジェネリックスキルを数値化しています。そのデータによると、本校を卒業した生徒たちのコンピテンシー分野における数値が、平均値より高いそうです。周囲との関係を築く力が高いということは、本校の全人教育の成果に他なりません」と田村入試広報部長は胸を張る。

高校卒業後の進路は同大学に限られない。中高でジェネリックスキルを身に付けることで、総合型選抜入試などで高く評価されることにも期待が高まる。将来への選択肢が一層広がる教育内容だ。

創立より受け継がれてきた確固たる教育信念と、次の時代を見据えて取り組む新たなチャレンジが見事に融合。あらゆる可能性を探りながら、未来に向かっていける学校だ。