世界で活躍できる素養と教養
個性がひときわ輝いていく
創立者・平生釟三郎を筆頭に、関西実業家有志により築かれた名門校。ＯＢは広く様々な分野の第一線で活躍している。そんな歴史を最大限に活かしているのが「ソフィア講演会」。各界の著名人を招き＂いかに生きるか＂をテーマとした講演会を年２回開催している。同校ＯＢのミズノ（株）・水野正人氏をはじめとして、錚々たる顔ぶれが並ぶ。「取締役などの高い地位を築いていても、本校に戻り、後輩たちのためにひと肌もふた肌も脱いでくれます。人間関係の良い連鎖が本校で起こっています」と田村入試広報部長。憧れの存在がすぐそばにいることで、具体的な目標に結び付く。
生徒たちの成長を後押しするためには、ＯＢ・教員の他、保護者の協力も必要不可欠だ。同校では、蔵書10万冊以上を誇る図書館などの各施設を保護者にも開放。自然と学校に足を運べる仕組みがある。保護者・ＯＢ・教員・生徒の四者一体となった学校運営も同校の魅力の一つだ。
理系特化の『フロントランナー・コース』
コース史上最多の国公立大学合格者数
カリキュラムでは、＂サイエンス＂と＂グローバル＂を意識した独自の２コース制を敷いている。まずは、高１まで理系に特化した学習プログラムで構成されている『フロントランナー・コース』。特徴的なのが「サイエンス・ラボ」と称した取り組みで、大学レベルの施設を利用した数多くの実習・科学実験を行う。また、ＮＰＯ・ＮＧＯからの講師による講義など、本物に触れる学びを通して、科学的洞察力の習得や、国際社会を深く知る取り組みを多数展開する。
昨年度は国公立大学へ45名の合格者を輩出。例年、高３フロントランナー・コース生が70名前後ということに鑑みても、高い合格実績がハイクオリティな学習内容を物語っている。「芸術的な科目や文章力向上を目指す取り組みなどにも力を入れた、総合的学力を育むバランスの良いカリキュラムです。偏差値や合格実績の向上は結果としてついてきてくれました」と田村入試広報部長。