時代とニーズを先取りした教育方針
未来を切り拓く力が培われていく
校訓は「至誠一貫、質実剛健、雄大寛厚」。それぞれの目標に向かって最後まで誠心誠意追求する「至誠一貫」の精神に則り、授業、行事、クラブ活動にいたるまで精いっぱい取り組むことができる。「中高一貫生を見ていると、どんなことでも感動に変えられる力が具わっているように感じます。学力だけでなく、人間的な成長をしてくれています」と角谷教頭は生徒たちの姿を誇りに思う。
昨年度はI・U・E・知識実践コースの入試制度として「英語入試」が加わった。例年よりハイレベルかつ専願志望者数を増やす結果となり、同校の人気ぶりが表れている。
自然豊かな郊外の広い敷地の中で、校訓が示すとおり、誠実におおらかに、のびのびと過ごせる6年間が待っている。
新コース1期生が海外研修へ出発
個性を伸ばす3コースの学びが本格化
3年前、多様な進路にアプローチするためコースを改編。中3へ進級した『Ⅰ・U・E・知識実践コース』の1期生が、今年6月にオーストラリア・ケアンズでの語学留学へ出発した。母国語禁止という厳しい環境下で、実践的な英会話力に磨きをかける。ホームステイ先とペアの生徒は3週間毎に変わり、新鮮さが続く。「留学中は文法などにとらわれず、とにかく会話量を増やし、コミュニケーションを楽しむ仕掛けをしています」と中学主任の金子先生。現地では他国の留学生も多く、年齢も様々。それぞれの国民性や学習に向かう姿勢などを目の当たりにし、大いに刺激を受けて帰ってくる。「世界で活躍するには自分に何が必要かと考えるきっかけになるはずです。帰ってきた暁には英語学習への向き合い方が変わることでしょう」と期待が高まる。
『プログレッシブ数理探究コース』は、難関国公立大学や医学部医学科への現役合格を目標としている。ハイレベルな授業展開と実践的なカリキュラムで学力を徹底的に鍛える。さらに週2時間の「プログレ探究」で数理的・論理的思考力を身に付け、新時代に求められる人材を育成する。
『エキスパート未来創造コース』は、様々な分野でのスペシャリストを目指す。ゴルフや水泳、バレエなどスポーツ・芸術といった各分野で活躍する生徒が、練習や試合に専念できる状況を整えながら、学力向上も徹底的にフォローする。
緻密に組まれたコース設計により、それぞれの夢をかなえるためのネクストステージへ自ら足を踏み出す力が育まれていく。