楽しみながら学べるから
「理科」「英語」がどんどん好きになる
「対話的で深い学び」に対応した21世紀型教育への取り組みを実施している同校。その最大の事例が「理科教育研究所の設立」だ。数多くの実験を取り入れいわゆる“リケジョ”を多数輩出してきたが、より深い授業展開で生徒たちの探究心を刺激している。授業内で生徒たちが創り上げたという静電気発生装置は、他の教育機関や学校からもぜひ貸し出してほしいという声が上がるほど。これらの取り組みが認められ、今年も8月に開催される「サイエンスフェスタ」の会場に同校が選ばれた。関西最大規模の科学イベントで、講演や実験を楽しむことができる。「学校が会場となるのは本校が初めてです。研究所の設立や、生徒たちの学ぶ姿勢が評価されたのだと感激しています」と萩原校長は誇らしげに話す。
もう一方の教育改革の代表例が「グローバルイングリッシュゾーンの開設」だ。英検取得を参加資格としているが、目的はオールイングリッシュでのアクティブラーニングをすることだ。クラスや学年を超えて、ネイティブ教員と一緒に、英語漬けの時間を楽しむ。特に海外留学を視野に入れている『凛花』の生徒にとっては、留学前のウォーミングアップの場として、帰国後は英語を使い続けるリトレーニングの場所として活用できる。
生徒一人ひとりにスポットライトを当てる多彩な取り組みにより、同校を卒業する女性が社会の最前線で活躍することに一層期待が高まっていく。
設立 | 1909年 |
併設校 | 大谷高等学校、大阪大谷大学、東大谷高等学校、大谷さやまこども園 |
生徒数 | 522人(全学年) |
クラス編成 | 35人 |
授業時間 | 8:55~15:20(7限目~16:45) ※土曜~13:00(第二土曜は休校) |
海外交流校 | 有 |
帰国生特別入試 | 無 |
交通 | ・阿倍野駅(大阪メトロ谷町線)徒歩8分 ・天王寺駅(JR各線・大阪メトロ御堂筋線)、大阪阿部野橋駅(近鉄南大阪線)徒歩17分 ・天下茶屋駅(南海線・大阪メトロ堺筋線)徒歩15分 |
大学合格実績 (過去3年間) | 京都、大阪、神戸、東北、東京学芸、滋賀医科、奈良女子、大阪教育、和歌山、徳島、岐阜、大阪公立、奈良県立医科、和歌山県立医科、岐阜薬科、同志社、関西学院、関西、立命館、早稲田、上智、関西医科、大阪医科薬科、自治医科、産業医科、大阪歯科、京都薬科、神戸薬科 など |