理数コースのサイエンスリテラシー強化で
さらに魅力的な学校に

 「愛の心、心の純潔を大切に守り、学力の向上に励むこと」を最善とする、創立者マリー・リヴィエの教えに基づくカトリック教育こそ、建学の精神。伝統の挨拶「STOP BOW and SMILE」に代表される情操教育をはじめ、様々な宗教行事を通して、①思いやりの心②周囲への感謝③奉仕精神を育んでいる。「自分も他者も愛する人、自ら考え自ら学び高いモラルを持って行動する人、素直で謙虚な姿勢を持ち進んで働く人の育成」という教育方針。改革の最中にあっても、その柱は変わることがない。

関西学院大学の理系研究室と学びのコラボ

 年々学びのバージョンアップを図るべく様々な取り組みを重ねているが、中でも『関西学院理数コース』は質の高いプログラムで生徒たちの意欲を引き出している。学校全体で関西学院大学とのコラボレーション企画に参加し、従来以上に多様な行事、学習機会を設定する。「関西学院大学はキリスト教の教えを基盤とする点において、人間観や世界観を共有します。何より120年以上もの歴史を誇る関西屈指の名門大学です。ネクストステージとして、この上ない環境を提供できていると確信しています」と、大原校長は誇る。

偏差値が飛躍的に向上
論理的思考力教育の成果

 『関西学院理数コース』が目指すのは、発展的・応用的な深い学びを通じた人間的成長。理科・数学の強化はもちろん、文系科目にも注力すると同時に、探究活動にて広い視野と本質を見抜く力、さらには自ら積極的に活動する主体性の会得をサポートしていく。もう一方の『総合コース』は、入学時より確実に学力アップを遂げる生徒が多いのが特徴で、『関西学院理数コース』への編入を果たす生徒もいる。中1から高3の偏差値の向上は、全体の43%が10点以上の点数を伸ばし、23%がなんと20点以上もの驚くべきレベルアップを達成している。

 とはいえ中学段階では、先を急がず学習の土台づくりを徹底。文章を正確に読み取る力を試す「リーディングスキルテスト」、次世代型キャリア教育教材「エナジード」、読解力、思考力、表現力の能力を高める自立学習型能力開発ポータル「TERRACE」を取り入れる等、学力アップに不可欠な骨格を固めていく。

 「理数系コースの最大の目的は、論理的思考力の向上です。テストの点数だけではなく、将来必要となる“考える力”の基礎を身につけてもらいたい」という。未来型思考力の育成を軸に、一段と深い学びが展開される。

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