共学でもゆるぎない信愛メソッド
豊かな心を育てる学びの場

 校名の「信愛」は、人を信じ、愛することの尊さ、大切さを説いた言葉。そうした豊かな人間性を育む教育のベースにあるのがキリスト教の教え。大阪府下屈指の伝統を誇るカトリック校が、来年度から共学校として始動する

 「社会に貢献できる心健やかな女性を育てるということを、長い伝統の中で守ってまいりました。神という超越した存在を念頭に置いて、そこから見直して正しく生きる。そんな女性を育てようと今日まで努めてまいりましたが、男女共同参画社会を目指しているわが国において、かつジェンダーフリーの考え方を定着させようとする時代の流れのもとで、女子教育にこだわる必要はないと考えました。これまで行ってきた信愛が提示する教育を、男子まで広げて実践するため、学院として共学化に踏み切りました」と宮本校長は言う。新しい時代へ向けた新しい信愛の学校改革がついに始まる。

個々の力を伸ばす2つのコース
『スーパー文理』『学際』

 現在は2つのコースを設定。「信愛が育んできた『生きる力』は女子に特化したものではないので、共学となる来年度も、コースや教育そのものに変更はありません」と話す中学主任の藤林先生に、改めて2コースについて聞いた。

 昨年度、現役で医学部合格者を輩出した『スーパー文理コース』は、英・数・国を中心に、難関大学の現役合格を目指している。高校のコースを変更することに伴い、先取り学習は積極的に行わず、各科目の探究の時間に重きを置いていく。個々の実力をしっかり把握したうえで、より深い学びを提供していく。

 『学際コース』は、多様な進路に対応した教育を展開。興味深いのが、週に3日、7時間目に設定している「SHIN—AI講座」だ。部活動や習い事に専念する他、学習プログラムに参加し学力アップに励む生徒も多い。それぞれの興味・関心・状況に合わせて有効活用できる時間となっている。学習プログラムは、速読やプログラミングなど、多様な学びが用意されている。

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