各分野でベストを尽くせる人材に
建学の理念を核に据えた人間教育

 二宮尊徳の教え「徳を以て徳に報いる=以徳報徳(いとくほうとく)」を建学の理念に持つ。ここでいう徳とは人が持つ〝良
さ〟を指す。勉強やスポーツの能力等、それぞれ異なる己の徳を活かし、各分野でベストを尽くせるよう、優れた才能を発見し育成することが報徳教育の基だ。実際、キャンパスにはプロアスリートの卵から難関大学を目指す者が、日々机を並べて学ぶ姿がある。夢や目標こそ違うが、互いの価値観を認め合いながら切磋琢磨できる教育環境のもと、個性や才能を伸ばす特性の異なる2つのコース制を敷いている。

 『Ⅰ進』は、「国際感覚の養成」「確かな学力の習得」「クラブ活動推奨で文武両道の実現」をテーマにした学びを展開。タブレットを活用して基礎学力を確実に定着させるドリル学習等の工夫も満載だ。『Ⅱ進』は、志望校合格へと導く計算されたプログラムと豊富な受験ノウハウが詰まったカリキュラムに加え、大学の先へと続く将来を見据えた「グローバルキャリア教育プログラム」も好評だ。また両コース共に、新大学入試制度に向けた様々なプログラムを導入しており、受験対策も万全といえる。

4技能を確実に伸ばすための
〝総合的〟な国際教育を実施

アメリカのアルバカーキアカデミー交換留学
アメリカのアルバカーキアカデミー交換留学

 現在、最も注力しているのが、中高を通じての国際教育。グローバル社会で活躍に不可欠な「コミュニケーション能力」「問題解決能力」「表現力」「語学力」を伸ばすプログラムを用意している。一部で「国際教育=英会話を習得して海外で活躍すること」と認識されている節もあるが、国際教育室室長の大谷教諭は「実社会に出ると、日本国内・国外を問わず様々な国籍、宗教、文化、ジェンダー、価値観と関わり合っていくことになります。私たちは〝国際〟というキーワードの中で、多様な価値観を認識することが何より大切だと考え、英語はそのためのツールとして学ぶようにしています」と独自の見解を語る。

オーストラリアのクライストチャーチグラマースクールホームステイ研修
オーストラリアのクライストチャーチグラマースクールホームステイ研修

 具体的には、中1で英会話実習、中2の秋に国際交流合宿を行う。この合宿では、大阪大学に在学する様々な国籍の留学生と野外活動を通じ、異国文化の交流を図ると共に、「ジャパニーズアワー」と称し日本文化について紹介する時間も。事前に歴史、文化について勉強を重ね発表の場を設ける等、有意義な活動として定着している。他に、中2でのアイルランド語学研修、高校では姉妹提携校オーストラリアのクライストチャーチグラマースクール(CCGS)、アメリカのアルバカーキアカデミーとの交換留学、フィリピンへの語学研修等、異なる経済情勢や文化、歴史を持つ国々での教育機会も提供。多感な時期に海外を経験することで、社会全体の見え方が大きく変わっていく。

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