精神的な支えによって心が安定し、
静かな環境でしっかり学べる

 キリスト教カトリック系の修道会「コンベンツアル聖フランシスコ会」の創設者・聖フランシスコと、その教えを日本に伝えたアウシュビッツの聖者・コルベ神父。二人の聖人をルーツに持つカトリック系ミッションスクールだ。建学の精神「和と善」は、人とのなごみを意味する「和」と、神から贈られた「善」を多くの人々と分かち合う心を指す。人間愛に満ちた、希望と喜びに包まれた人生を過ごすための心の持ちようを表しており、その空気はキャンパス全体からも醸し出されている。

 日々の宗教朝礼や宗教行事等で使用される講堂は、象徴でもあるコルベ神父像やキリスト像、聖母マリア像が見渡すほか、荘厳な音を奏でるパイプオルガンが空間を清廉なものにする。視覚・聴覚をはじめ、五感を揺さぶる様々な仕掛けによって、神への愛や隣人愛を説くと同時に、感受性にも訴えかけてくる。このようなロケーションが“精神的な支え”となり、多感な思春期真っ只中にありながらも、常に心の安定を図ることができる。生徒も一様に落ち着きがあり、授業においても集中力が保たれるなど、安心して過ごせる環境が整っている。

大学のさらに先を見据えた教育
可能性を広げていくコース設計

 大学入試の制度改革をはじめ、教育を取り巻く環境は大きく変わり始めている。そうした背景の中で求められているのは“新しい学力観”に基づく教育だ。その実現を図るために、2つのコースが用意されている。

 一つは『アカデミア(Academia)コース』で、学問的な探究をベースに思考力育成に重点を置いたプログラムを構成している。もう一つは「育成や深耕」を意味する『カルティベーション(Cultivation)コース』で、こちらは様々な体験や経験、協働を通じて自らの可能性を広げていく学びを提供。いずれのコースにも特徴的なのは、偏差値や成績だけにフォーカスしていない点。「一生使える教養や学び方を体系的にさせていきたい」と願いが込められており、中1から高1までの4年間をワンタームとして学習を進めていく。高2になると希望進路に合わせ、4つに細分化されたコースを自ら選択。大学入試を控え、目標や志望に合わせて付ける学力もそれぞれで異なるうえ、推薦やAO等の入試スタイルも多様化が進んでいる。こうした状況を踏まえてのコース設計となっている。

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